2022.03.28
【星空マスター便り vol.14】春の星座~おとめ座編~
今週も皆さまに星空マスターより明日話したくなる星空の知識をお届けいたします。
今回は、春の大曲線、春の大三角の星であるスピカを含む星座であり、8/23〜9/22の誕生星座でも知られている春の星座「おとめ座」についてです。
【おとめ座】
●青白く夜空を彩る スピカ
「おとめ座」は誕生星座として知られている星座で、青白い色をした1等星のスピカが目印となっています。
またスピカとは「麦の穂」という意味で、星座の絵ではここに麦が描かれています。
前回取り上げた北斗七星の柄のカーブを伸ばして、「うしかい座」のアルクトゥールス、今回の「おとめ座」のスピカに続く曲線のことを「春の大曲線」と呼ばれています。
また、今回取り上げたおとめ座の1等星スピカ、前回取り上げたうしかい座の1等星アルクトゥールス、しし座の2等星デネボラを結んでできる三角形を、「春の大三角」と呼んでいます。
●農業の女神 デーメーテール
「おとめ座」のモデルとなったのは農業の女神デーメーテールで、麦はそのシンボルとなっています。また、前回取り上げた同じく春の1等星である「うしかい座」のアルクトゥールスとペアで「夫婦星」という呼び方や、「真珠星」という表現もあります。スピカは月や惑星の通り道の近くにあるので、ときどき並んでいる光景を目にすることができます。
美しいおとめ座が華やかに輝く春、グランシャリオ北斗七星135°にて夜空を眺めてみてはいかがでしょうか。皆さんのお越しをお待ちしております。
▼「星空マスター便り」バックナンバー
vol.11 星空観察の豆知識
vol.12 春の星座~北斗七星編~
vol.13 春の星座~うしかい座編~
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