2022.06.06
【星空マスター便り vol.24】はくちょう座
今週も皆さまに星空マスターより明日話したくなる星空の知識をお届けいたします。
今回は、「夏の大三角」のひとつであり、夏の星座や星を見つける目印になっている「はくちょう座」を紹介いたします。
【はくちょう座】
●天の川を羽ばたく白鳥 デネブ
天の川にそって大きな翼を広げた白鳥の姿を表した星座です。
「はくちょう座」の目印は1等星のデネブで、星座の絵にはハクチョウが翼を大きく広げて空を飛んでいる姿が描かれています。「はくちょう座」は、ちょうど天の川に重なるように位置しているので、天の川の中を飛んでいるようにも見える。
はくちょう座のデネブ、こと座のベガ、わし座のアルタイルで構成された「夏の大三角形」と呼ばれており、夏の星座のガイド役となっています。
●白鳥に姿を変えた大神・ゼウス
はくちょう座は、紀元前1200年頃には既に知られていた古い星座で、ギリシャ神話では、大神・ゼウスが変身した姿だと伝えられています。
スパルタの王妃レダは、たいへん美しい女性として知られていました。 そのレダに惹かれた大神ゼウスは、白鳥になってレダへと近づき、想いを成就させます。 この時の白鳥が天に上げられ、はくちょう座になったと言われています
美しいはくちょう座が華やかに輝く夏、星座の神話に思いを馳せながらグランシャリオ北斗七星135°にて夜空を眺めてみてはいかがでしょうか。皆さんのお越しをお待ちしております。
▼「星空マスター便り」バックナンバー
vol.21 知られていない春の星座②
vol.22 星空観察の注意点
vol.23 星空観察の持ち物
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