2022.06.20
【星空マスター便り vol.26】わし座
今週も皆さまに星空マスターより明日話したくなる星空の知識をお届けいたします。
今回は、「夏の大三角」のひとつであり、夏の星座や星を見つける目印になっている「わし座」を紹介いたします。
【わし座】
●天の川を飾るひこ星 アルタイル
「わし座」は、夏を代表する星座の一つで、わしの姿を表した星座です。
特に白い1等星のアルタイルは、夏の大三角を形作る星の一つでもあります。
七夕の「ひこ星」として知られる1等星アルタイルはわし座の中心にある1等星で、2つの星の間には七夕伝説のとおり天の川が流れており、実際のお互いの距離は約15光年あると言われています。
そんな「わし座」の目印は、小さくまとまった星座ですが、北の空に位置しているので、時間を問わなければ、一年を通して夜空のどこかで見ることができる星座でもあります。
●情報収集をする黒鷲
わし座の神話は、ギリシャ神話では、わし座のわしの正体は、一般的にゼウスの武器である「雷霆(ケラウノス)」を運ぶ黒鷲の姿とされています。
また、このワシは神の遣いの鳥でもあって、世界を飛び回って多くの情報収集して、ゼウスに知らせていた役割もあったと言われています。
また、古代ローマ帝国の時代では、わし座としてではなく「美青年アンティノウスの姿」とされていた時代もあると言われています。
美しいわし座が華やかに輝く夏、星座の神話に思いを馳せながらグランシャリオ北斗七星135°にて夜空を眺めてみてはいかがでしょうか。皆さんのお越しをお待ちしております。
▼「星空マスター便り」バックナンバー
vol.23 星空観察の持ち物
vol.24 はくちょう座
vol.25 こと座
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