お知らせ

2022.08.08

【星空マスター便り vol.29】てんびん座

今週も皆さまに星空マスターより明日話したくなる星空の知識をお届けいたします。

今回は、誕生星座として知られている星座であり、夏の南南東の夜空に輝く星座なっている「てんびん座」を紹介いたします。

 

【てんびん座】

●正義の神アストレアが持つ天秤

 

てんびん座は、星占いにも出てくる星座なので、名前を知っている人は多いことでしょう。

その歴史も古く、バビロニア時代から知られていて、プトレマイオスの48星座の1つにもなっています。このてんびんは、正義の神アストレアが持つてんびんを表しています。

おとめ座の「スピカ」とさそり座の間に位置する星座で「く」の字を裏返しにした3つの3等星の並びが目印になります。

●人間の善悪をはかる正義の守護神アストレアの天秤

 

正義の女神アストレアは、2人の人間が争っているとき、天秤を使って善悪をはかりました。ひとりずつ天秤にのせ、どんなに理屈のとおったことを言っていても、悪い人は秤が下がり、正しい人は上がります。こうして、アストレアは人間たちが武器をつくって争うようになった銀の時代、銅の時代に、正義を守っていました。しかし、鉄の時代に入り、人間たちは集団で武器を使い、国と国で争うようになりました。こうなると、さすがのアストレアもどうすることもできず、天上にのぼっておとめ座になってしまったといいます。そのとき、愛用した天秤が、おとめ座の足元にあるてんびん座です。

 

美しいてんびん座が華やかに輝く夏、星座の神話に思いを馳せながらグランシャリオ北斗七星135°にて夜空を眺めてみてはいかがでしょうか。皆さんのお越しをお待ちしております。

ご宿泊のご予約はこちらからいただけます。

小高い丘の上にひっそりと佇む