【星空マスター便り vol.34】春の星座~北斗七星編~
今週も皆さまに星空マスターより明日話したくなる星空の知識をお届けいたします。
今回は、グランシャリオ北斗七星135°の名前にも含まれる「北斗七星」がある春の星座「おおぐま座」についてです。
【おおぐま座/北斗七星】
- 星空の案内役 北斗七星
「おおぐま座」は、北の空にある大きな星座で一年中見ることができ、春から夏にかけて高く上り、一番見やすくなります。
「おおぐま座」で有名なのは、7つの星がひしゃくのような形に並んでいる「北斗七星」です。見つけやすい北斗七星は、星空の案内役にもなっています。そんな北斗七星は星座ではなく「おおぐま座」の一部で、クマの腰から尾にあたります。
おおぐま座は、古くから時間や季節を知ったり、北極星を見つけるために大切な星座なっています。
- 悲しき2匹の物語
ギリシア神話によると、おおぐま座は、森の妖精・カリストが姿を変えたものだと伝えられています。
カリストは月の女神・アルテミスに仕えていた、大変美しい女性でした。そんなカリストの姿を天上から見た大神ゼウスは、自らアルテミスの姿に化けてカリストに近づき、自分のものにし、美しい男の子をカリストは授かります。
しかし、ゼウスの妻ヘラは、ゼウスの子を産んだカリストを憎み、カリストを大熊に変えてしまいます。それから十数年が流れ、カリストの子 アルカスは、狩りの名手になります。 ある日、アルカスは森に行き大きな熊と出会います。 アルカスはその大熊が自分の母だとは知らず、これは大きな獲物と思って槍を打ち込みます。 その槍が打ち込まれるかどうかの瞬間、大神ゼウスはアルカスもまた熊に変え、天上に上げて星座にしました。 こうしてできたのが、おおぐま座とこぐま座です。
美しい北斗七星が華やかに輝く春、星座の神話に思いを馳せながらグランシャリオ北斗七星135°にて夜空を眺めてみてはいかがでしょうか。皆さんのお越しをお待ちしております。
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