【星空マスター便り vol.16】春の星座~しし座編~
今週も皆さまに星空マスターより明日話したくなる星空の知識をお届けいたします。
今回は、7/23〜8/22の誕生星座でも知られている春の星座「しし座」についてです。
【しし座】
●気品ある白い星 レグルス
「しし座」は、誕生星座として知られている星座で、その名のとおり、ライオンの姿をした星座です。
しし座の目印となるのは、ライオンの胸元で輝く一等星レグルスです。 レグルスとは「小さな王」という意味で、その意味通りの気品ある白い星です。
また、しし座には、獅子の頭を形作る「?」を裏返しにした様な、特徴的な星の並びがあります。
この星の並びは「ししの大鎌」と呼ばれています
今回取り上げた、「しし座」のデネボラ、「うしかい座」のアルクトゥールスと「おとめ座」のスピカを結んでできる三角形を「春の大三角」と呼び、春の星座や星を見つける目印になっています。
●ネメアの森の人食いライオン
しし座は古い星座でもあることから、ギリシャ神話にも登場していますが、この獅子はネメアの森に住む人喰いライオンだと言われています。
その神話は、勇者ヘラクレスの冒険物語の中に出てくるもので、ヘラクレスの最初の冒険がこのネメアの獅子退治です。
このライオンは、いつの頃からかネメアの森に棲みつくようになっていて、度々村人たちや旅人などを襲っていました。
困った村人たちは大神・ゼウスに祈り、ゼウスはヘルクレスに獅子退治を命じます。
命を受けたヘルクレスはどうにかこのライオンを退治し、そのライオンが、空にあがって、しし座となり、春の夜空を飾っています。
美しいしし座が華やかに輝く春、星座の神話に思いを馳せながらグランシャリオ北斗七星135°にて夜空を眺めてみてはいかがでしょうか。皆さんのお越しをお待ちしております。
▼「星空マスター便り」バックナンバー
vol.13 春の星座~うしかい座編~
vol.14 春の星座~おとめ座編~
vol.15 春の星座~かに座編~
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