2022.05.16
【星空マスター便り vol.21】知られていない春の星座②
今週も皆さまに星空マスターより明日話したくなる星空の知識をお届けいたします。
今回も、意外と知られてないユニークな春の星座、3つについてです。
【りょうけん座】
●2頭の猟犬の星座
りょうけん座は、春の有名な星座「北斗七星」とうしかい座のオレンジ色の1等星「アルクトゥルス」のあいだにある星座です。うしかい座の連れた2頭の猟犬の星座として独立させたものとなっています。北の犬を「アステリオン」、南の犬を「カーラ」といいます。
【こじし座】
●小さなライオンの姿をした星座
春の夜になり、間もない頃、南の空高くに、しし座の見事なすがたを見ることができます。そのしし座の頭部にあたる「ししの大鎌」と、おおぐま座の足下にはさまれるように描かれた星座が「こじし座」です。しし座と並ぶように描かれているのが特徴です。
【ろくぶんぎ座】
●六分儀の形をした星座
ろくぶんぎ座は、航海や天体観測に使われる測量器具の一つ六分儀の形をした星座です。ポーランドの天文学者 ヘべリウスにより設定された星座です。
このろくぶんぎ座は、自宅の火事で焼失したヘベリウスの「六分儀」を星座にしたものです。2度と災難にあわないように、しし座とうみへび座の間において、勇敢な2つの星座に守ってもらうことにしたというお話も残っています。
美しい星座が華やかに輝く春、星座の神話に思いを馳せながらグランシャリオ北斗七星135°にて夜空を眺めてみてはいかがでしょうか。皆さんのお越しをお待ちしております。
▼「星空マスター便り」バックナンバー
vol.18 春の星座~こぐま座編~
vol.19 みずがめ座η流星群
vol.20 知られていない春の星座①
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